ワセリン保湿のやり方
肌断食の基本は何も塗らないことですが、私はワセリンを使った保湿をお勧めしています。肌断食初期には、ひどく乾燥を感じることがありますね。
それもそのはず。。。
これまでの過剰保湿で皮脂分泌の機能が衰えている。洗いすぎなどで角質層内部の保湿成分がスカスカである。ターンオーバーも狂って角質細胞の質が低い。こんな状態では、肌が自ら水分を保持できません。
詳しくはこちらの記事>>>保湿しないのが正解?
「肌が乾燥する=肌のバリアが働いていない状態」なので異物が侵入しやすく、炎症の原因になることもあります。
この状況を耐えろというのも辛いこと。少しでも円滑に肌断食をすすめるため、肌を乾燥と異物から守るワセリンの使用をおすすめしています。
保湿剤にワセリンを選ぶ理由
肌断食初期に使用する保湿剤としてよく使われるのは、ワセリンやホホバオイルかと思います。
ホホバオイルも酸化しにくいという点で優秀ですが、精製度によって不純物の差が大きいホホバオイルは選択が難しいかな?と思い私はワセリンを選びました。
ワセリンは鉱物油なの嫌われがちですが、以下のことに気をつけて使えば酸化もせず、肌に浸透もしにくく、肌の邪魔しない良い成分だと思っています。
気をつけるべきことは
●ごく少量を塗る
●乾燥していない部位には塗らない
●乾燥が改善してきたら量を減らす
●精製度の高いものを使う
●無理やり洗い流さない
ということです。
デメリットは塗りすぎるとベトツキ、成分の性質上、落ちにくいことです。なので少ない量を必要な場所にのみ使い、不要になったら量を減らしていきます。
ワセリンを塗る量と回数
良く質問を受けるのが、ワセリンを塗る量と回数です。
ワセリンを塗る量は、顔全体で米粒半分程度を手に広げ、やさしく肌を包むように塗ります。宇津木先生の本に書かれている方法です。
顔全体に塗る必要がなければ、手に伸ばしたのちに必要な部位を指でちょんちょんと塗って終わりです。
これでも乾燥がひどければ、もう1度同じようにして重ね塗りをします。塗りすぎたものをとるのは大変なので、少量ずつ重ねて調整をします。
塗る回数ですが、人それぞれ違います。私の場合、もっとも多い時期には、朝・昼・夜と塗っていました。
日々、肌を見ながら量や回数を調整するのですが、やっぱり乾燥するな~と昼間に足したり。。。前の夜のワセリンが残っていたら朝に塗るのをやめてみたり、塗る部位を部分的にしてみたり。こういうことを繰り返している間に、乾燥が和らいできて気づけば塗る量が減っていました。
ポイントは、最低限の量は塗るけれど、乾燥は我慢しないことだと思います。 但し、ベトツクほどの量は塗りすぎです。やりすぎると良いことはないので注意してくださいね。
次の項でワセリンの種類と選び方を紹介していきます。
>>>ワセリンの選び方