保湿しないのが正解?
肌断食初期の肌は、乾燥している人がほとんどだと思います。
元々シンプルスキンケアだった方や若い方の中には肌断食初期でも乾燥しない人もいるかもしれませんが、一般的なスキンケアを継続してきた方なら乾燥することが多いです。
私は、肌断食の初期には宇津木先生の本にあるように乾燥するようならワセリン(プロペト)を薄く塗ることをおすすめしています。
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乾燥は肌の大敵とよく言いますよね?これは、ある意味正しいです。
私の場合、肌断食初期には朝、昼、夜の3回塗っていたこともありました。もちろん、様子をみながらごくごく少量ずつですよ。
ところが、「肌には何も塗らないのが良い!」と乾燥やかゆみを我慢して、何も塗らずに過ごしてしまう人もいます。ひどい乾燥をほっておくのはとても危険です。
乾燥をほったまま肌が炎症を起こしてしまったら、素人が対応するのはとても難しいです。「乾燥するなぁ」と思ったら、ごく少量のワセリンを塗ってあげてください。
肌は乾燥にとても弱い
肌は乾燥に弱いので保湿しましょう。こんな化粧品のうたい文句をよく聞きませんか?
肌が乾燥に弱いのは、事実です。
「肌が乾燥する=バリアがきちんと機能していない」
↓
異物が侵入しやすい
↓
炎症を起こしたり、代謝・免疫の低下につながる
↓
さらに炎症を起こしやすくなる
といった悪循環になる可能性を秘めています。程度の問題ではありますが、ひどい乾燥をほっておくのは危険です(>_<)
肌断食を始めたばかりの肌表面は、皮脂もない・角質層のバリアも低いこんな状態です。
乾燥を感じるときは、ワセリンを薄く塗って、外気や異物から守ってあげる方が良いこともあります。
乾燥してると思う、してないと思う?
「乾燥を感覚的に感じるか?皮脂が分泌されているか?」は、肌の乾燥を計るバロメーターの1つです。
相談メールを下さった方の中に「全く乾燥を感じなかったのでワセリンを塗らずに過ごしたら皮膚が炎症を起こしてしまった。」という方がいました。
お住まいの地域が高温多湿の地域だったからなのか、乾燥を感じなかったというのです。でも、「エアコンの風が当たるとヒリヒリ痛い」とおっしゃっていました。乾燥してバリアが乱れている証拠です。
乾燥を言葉で伝えるのが難しいと感じました。
日本でも「夏場の湿度が高くなる時期は肌の乾燥に気付きにくくなる時期」だと言われているので注意が必要です。
皮脂分泌があること、汗をかくこと、周りの湿度が高いことで肌内部の乾燥を見逃しがちになります。
潤う肌に必要な3つの要素
お肌が潤うには次の3つの要素が必要だと言われています。
●適度な皮脂
●角質細胞の天然保湿因子
●角質細胞間の細胞間脂質
この3つがバランスよく整う肌は潤い、健康で美しい状態になります。言い方を変えれば、どれかが欠けると肌は乾燥し、荒れる原因になります。
皮脂はよく出るけれど角質層以下は乾燥したインナードライ肌などは、乾燥していないと勘違いしやすいタイプです。
肌断食直後の肌は、中も外も乾燥している!?
個人差はありますが、肌断食初期の肌は中も外も乾燥している方が多いと思います。
皮脂分泌も、天然保湿因子も、細胞間脂質もどれも不十分で肌はスカスカという状態ですね。
もし、この3つがきちんと揃っていたら、肌断食開始直後に肌がしょぼしょぼのしぼんだ風船のようになったり、皮がめくれたり、ごわついたりということはほとんと起こらないはずです。
肌断食を開始しても大きな変化はなかった。と言う人以外は、保湿機能の何かが欠けて乾燥してる状態と言えるのでよく観察して対応してあげてくださいね。
肌が乾燥するとはどういうこと??
肌に水分を保持できないということは、外敵から守るバリア機能が低下しているということです。チリや埃、最近が肌の内部に入り炎症を起こす可能性も含んでいます。
そんな状態で、肌を保護せず無防備に過ごすのは危険なこともあります。
「肌の機能を取り戻すため!!」と我慢して肌を危険にさらしてしまうと、肌の成長を邪魔することも。
肌断食初期は、適切な保湿が必要だと私は思っています。肌に刺激を与えず、保湿できるもの。その一つがワセリンです。
保湿をしたら皮脂が出なくなるのでは?と心配する前に
保湿を我慢する人は「ワセリンを塗ったら皮脂が出なくなるのではないかと心配で」という方が多いです。
肌断食を始めたばかりのときは皮脂バランスが崩れた状態の方が多いですが、皮脂バランスを整えるのは後回しでも良いと私は思っています。
肌断食成功のコツを参考にしながら、肌のダメージ具合をみながら肌に合った選択をしてくださいね。
>>>肌機能回復の優先順位をつける