石鹸の使い方と選び方
肌断食の基本は、ぬるま湯洗顔ではありますが、ぬるま湯洗顔 成功のコツでも書いたように、皮脂分泌が過剰な場合は石鹸を使った方が良いこともあります。
そして、どうしてもメイクや日焼け止めを塗らないといけない場合は、石鹸で洗い流せる程度のものを使います。(極力使わないのが望ましいですが。。。)
ここでは、肌断食中の石鹸の使い方と選び方をご紹介していきますね。
石鹸や洗顔フォームは必ず必要なものではない
まずはじめに確認しておきたいのは、洗顔=石鹸・洗顔フォームではないということです。基本的に、すっぴんに洗顔料は必要ありません。
肌断食を開始したばかりのころの私は、洗顔に洗浄剤が必要か?不要か?でかなり悩んでいました。洗浄剤で顔を洗うのは、私にとって当たり前の習慣で、専門家の間でも意見が真っ二つに割れているからです。
専門家の意見を大きく分けると「すっぴんでも酸化した皮脂などがあるので洗浄剤で洗うべきだ。」という意見と「人間から出てくる汚れは水で落ちる。洗いすぎだ。」という意見にわかれています。
よくよくそれらの意見や、意見を述べている人の背景を調べた結果、私は肌断食中の石鹸の使用をやめました(特別な場合を除いて)。
私の場合は、石鹸の使用を辞めてからの方が乾燥感も減り快適に過ごせました。
すっぴんでも洗顔量が必ず必要だという意見の背景にはこんなものがあります。
●基礎化粧品の使用を前提にしている
●皮脂による悪影響を懸念している
皮脂による悪影響は確かにあります。ぬるま湯洗顔 成功のコツで皮脂分泌が多い人には石鹸の使用をすすめていますが、皮脂が少ない人や、安定している人はぬるま湯で十分だし、皮脂分泌が多い人も最終的には石鹸不要な状態を目指していきます。
基礎化粧品も人によってどれくらいの量で何を塗るかわからないし、翌朝も更に基礎化粧品を塗る人がほとんどなので、一度、洗顔料で綺麗に洗うことを勧めたほうが無難ですが、肌断食中は関係のない話です。
肌のバランスが整えば、すっぴん時に石鹸や洗顔フォームは必ず必要なものではありません。
ここでは、石鹸の使い方や選び方を紹介しますが、それは皮脂分泌が過剰な場合や、どうしてもメイクや日焼け止めクリームを塗らないといけないときのためのものになります。
洗顔フォームではなく、石鹸を選んだ理由
私は、肌断食を始めてから洗顔フォームをやめて石鹸に切り替えました。理由としては、
●合成界面活性剤の特性を見分けるのはとても難しい
●洗浄力が高く、残留性も強いとされる合成界面活性剤はお手頃価格のものに良くつかわれている
●保湿剤などが入っていると、影響がわかりにくくなる
●石鹸は特性が分かりやすくデメリットを回避しやすい
●石鹸をすすめる医者も多く、大きな害はないと考えられる
になります。
合成界面活性剤にも石鹸にもそれぞれ欠点がありますが、素人に数多い合成界面活性剤の特性を判断して、選べというのは酷な話だなぁと私は思います。
一方で、石鹸には欠点があります。どんなスキンケア用品にもデメリットは存在しますが、できるだけデメリットが小さくなる方法でアイテムを使いメリットを享受するのが正しいスキンケアだと思っています。
>>>石鹸も万能ではないのです。欠点を理解して使うかどうかで肌の運命が変わる?
石鹸選びで注意したいこと
「洗い流してしまうんだから、石鹸なんて何を使っても同じ。安い薬局の石鹸を使えば良い。」こういうお医者さんは多いです。
「そんなものなんかぁ~」と最初は、薬局で安く売っている石鹸を適当に使っていたのですが、今思えば肌断食初期の私の肌には洗浄力が高すぎたのではないか!?と思います。
石鹸は、材料となる油脂によって洗浄力も保湿力も変わります。
肌断食初期は乾燥しすぎてどれを使っても乾燥する~という状態ですが、肌状態が良くなるにつれて使う石鹸によって乾燥感が違うことに気付きました。
洗い流してしまうとはいえ、石鹸の保湿効果も馬鹿には出来ません。更に、洗浄剤は必ず肌に残ります(石鹸の場合は、肌に石鹸カスとして残り、常在菌によって分解されます)。肌に残るなら良いものを使いたいと私は思っています。
それから、石鹸と書かれた製品全てが純石鹸とは限らないので購入時に注意してください。合成界面活性剤を含むものもあるので全成分表示を確認します。
全成分表示に純石鹸と書かれているか、オイルの名称と苛性ソーダなどとかかれていれば純石鹸です。
肌に合った石鹸洗顔の方法
肌に合った石鹸洗顔の方法は人によって違います。
●使う石鹸の洗浄力
●湯温
●洗い方
●時間
これらの組み合わせで洗浄力は変化するので自分の肌を見ながら最適な組み合わせを探っていきます。
私の場合、肌断食を開始してしばらくすると、鼻がときどきぬるっとすることがあったので、
石鹸の洗浄力:高め(薬局の安い石鹸)
湯温:35度
洗い方:泡立てて鼻にのせるだけ
時間:鼻にのせたらすぐ流す
こんな感じで洗っていました。
これが湯温:37度、洗い方:鼻をくるくるする。になると洗浄力が上がりますよね。
油分が多い人におすすめの石鹸
皮脂分泌が多い人は、洗浄力の高いパーム油などをメインにした石鹸も選択肢の1つに入ります。洗浄力が高いので、洗いすぎにご注意を!肌の状態に合わせて、うっすら肌に皮脂を残すイメージで洗います。
薬局で手に入る石鹸で有名なものは、シャボン玉石鹸や、白雪の詩、無添加せっけんなどですね。
ちょっと良いものであればアンティアンのベイビーがおすすめです。先ほどご紹介した石鹸よりはしっとり洗い上がり、使っている油脂も厳選されていて安心感があります。
皮脂分泌が少ない人におすすめの石鹸
皮脂分泌が少ない人は、洗浄力が低く、保湿力のあるオリーブオイルメインの石鹸をおすすめします。洗浄力が低いと書いていますが、ミネラルメイクも日焼け止めも私が使っているものはちゃんと落ちますよ。
材料となる油脂が高い&保湿力が高くなるぶん製造に手間がかかる、ということもあって薬局で買えるような石鹸よりはお値段しますが、その分使い心地は最高です。
有名なのは、アレッポの石鹸やマルセイユ石鹸になります。私は、アンティアンのラベンダーハニーを愛用しています。アンティアンはお試しセットもあるので興味のある方は使ってみてくださいね。(送料無料のときがお得です)
>>>アンティアン 石鹸お試しセット
乾燥気味の方にご紹介している石鹸は、泡立ちがあまりよくないものが多いので、肌に極力摩擦が起こらないようにあらいます。
肌が毛羽立っている部分は、ミネラルメイクとはいえ、上手く落ちないこともありますが、私は、毛羽立っている部分を無理に洗うよりは、多少汚れが残る方を選択していました。
ミネラルメイクであれば寝て起きたら落ちてることも多かったし、私の場合、とくに問題はなかったです。
>>>Maman’s 美肌を育てるコスメ 洗顔
石鹸洗顔が美肌のバロメーターになる
石鹸で洗った後につっぱるか??乾燥するか??というのは、肌の健康度を図る1つのバロメーターになります。
今の私は、石鹸洗顔後に肌がつっぱることはあまりありません。肌断食初期のころのつっぱりが嘘のようです。徐々に石鹸洗顔後に乾燥が和らぐまでの時間が短くなっていきました。
石鹸で洗ってから30分程度で乾燥が治まるようになれば、まずまずの回復だと思います。肌を弱酸性に保つ力が強くなると、石鹸洗顔直後もあまり突っ張らなくなります。
石鹸は、肌と違い弱アルカリ性ですから、肌の状態によってはヒリヒリすることもあります。石鹸がヒリヒリする状態は健康な肌とはいえません。できるだけ、石鹸を使わなくても良い状況を作ってあげてください。
>>>ワセリン保湿のやり方